賛成しながら指摘する/議会報告

賛成しながら指摘する/議会報告

八重瀬町議会3月定例会最終日。

「令和7年度一般会計予算」に対して、賛成討論を行いました。

私自身、討論に立つのはこれまでもありましたが、「賛成しながら指摘をする」というスタンスでの討論は今回が初めて。

町の運営と町民サービスの継続性を重視し、予算案に賛成という立場を取りましたが、すべてを無条件に受け入れるわけではありません。

議会は単なる追認機関ではなく、町民の立場から必要な指摘や改善提案を行う場でもあります。

予算に賛成する中でも、行政運営をより良くするために、次の3点について討論を行いました。

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1,教育委員会の組織改編と説明責任
令和7年度からの大幅な組織改編に対して、説明が不十分だった点を指摘しました。

大規模事業が複数進む中、体制の明確化と、議会への丁寧な情報提供が欠かせません。

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2,観光地美化事業の予算削減について
前年度比で40%も削減されたことへの懸念を表明しました。

町の景観維持に欠かせない事業であり、今後の体制づくりに課題が残ります。

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3,公共交通政策の今後
「おでかけサポート」の継続は評価しつつも、持続可能性や実効性にはまだ課題があります。

町民が安心して移動できる手段の整備に向けて、ロードマップの提示を求めました。

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「私は私」。町民の声を忘れずに。
執行部や議員の皆さん、議場での反応や受け止めは気になるところですが、私は何より、町民の皆さんの声や立場を代弁するために討論に立ちました。

自分の考えを持ち、自分の言葉で伝える。

それが、私なりの議員の役割だと信じています。

これからも、ひとつひとつの判断に責任を持ち、丁寧に、まっすぐに、まちづくりに向き合っていきます。


ご意見やご感想も、ぜひお寄せください。
一緒に、八重瀬町をよりよいまちにしていきましょう!


【討論の全文】
私は、ただいま議題となっている議案第17号 令和7年度一般会計予算に、賛成の立場で討論いたします。

町の運営や、町民サービスの継続性を考慮し、必要な予算を確保することは極めて重要であると判断したため、私はこの予算案に賛成します。

しかし、賛成するからといって、すべてを無条件に容認するわけではありません。

議会の役割は、単なる追認機関ではありません。

たとえ賛成の立場であっても、より良い行政運営のために必要な指摘を行い、改善を促す責任が、私たち議員にはあります。

執行部には、予算の可決をもって終わりとせず、その執行状況や成果をしっかりと検証し、町民の利益につながる運営を強く求めたいと思います。

本討論では、特に3点について申し上げます。

まず1点目は、教育行政の運営体制についてです。

令和7年度から、教育委員会は大幅な組織改編を行い、新たな体制でスタートします。

しかし、予算審査においては、従来の組織体制に基づいた説明がなされ、新体制を踏まえた説明は不十分でした。

予算審査において説明員も困惑していたとの報告があり、これでは十分な審査ができたとは言い難い状況です。

教育委員会は、広域学校給食センターの建設、生涯学習文化拠点施設整備、運動公園や体育館の再整備、学校教室の増築など、大規模な事業を複数抱えています。

また、陸上競技場、体育館、野球場、サッカー場、パークゴルフ場など、スポーツ施設が充実するなかで、プロスポーツキャンプの受け入れや施設運営がどのような体制で行われるのかも、いまだ明確ではありません。

こうした状況だからこそ、執行体制の明確化と、議会への丁寧な情報提供が不可欠です。

加えて、教育委員会の組織改編が議会に知らされたのは、本定例会の2日目、予算上程の後でした。

本会議での質疑や、一般質問の通告にも間に合わず、改編の詳細を議会で議論する機会はありませんでした。

今回の組織改編は議決事項ではありませんが、事前の説明と協議の機会の確保は不可欠であったと考えます。

教育委員会、そして町長部局におかれましては、今回の指摘を真摯に受け止め、新年度の業務に向けた迅速な体制構築を強く求めます。

その上で、職員が能力を発揮できる環境を整え、町民サービスへの影響が出ないよう取り組むこと。

そして、各事業が着実に推進されることを、改めて強く求めます。

また、本議案が上程された際、昨年12月に行われた財政シミュレーションの説明会について発言しましたが、事前の案内や資料提供がなく、
一方的に説明を受ける場にとどまってしまいました。

改めて資料提供を求めましたが、予算審査中には提供されませんでした。

財政の厳しさが語られる中で、議会が予算判断や十分なチェックが行えるよう、計画の段階から情報提供を行い、執行部と議会が連携しながら、より適切な町政運営ができるよう改善を求めます。

次に2点目、観光地美化作業事業の削減についてです。

令和7年度の一括交付金事業では、生涯学習・文化振興拠点施設の設計に多くの予算が配分されました。

その一方で、観光地美化作業の予算は前年度比40%の削減となりました。

この事業は、公園・文化財・道路沿いの草刈りや清掃を行うもので、本町の景観維持に欠かせない公共サービスです。

観光振興や町民生活の環境維持に密接に関わる中で、この削減がもたらす影響は小さくありません。

説明では、「シルバー人材センターの活用」や「除草剤の導入」などが挙げられましたが、これまでと同様の作業量や質が保たれるかには疑問があります。

必要に応じては、補正予算による対応も視野に入れながら、将来的には地域や企業との連携により、持続可能な体制構築を目指すべきであると考えます。

3点目は、公共交通政策についてです。

令和3年度に実施された公共交通の可能性調査をもとに、「おでかけサポート」の実証実験が始まり、令和7年度からは一般財源化され継続されることとなりました。

しかし、運行は自治会やボランティアドライバーに依存しており、公共交通機関としての安定性や持続性には課題があります。

予算審査でも、担当課は「福祉事業としての側面が強い」と認めており、本来の目的であった「町内交通の確保」からはズレが生じていると考えます。

本町には、小中高あわせて9つの学校があり、スクールバスの活用を含めた移動手段の見直しも必要です。

また、近隣自治体では、「いとちゃんバス」や「なんじぃーバス」、オンデマンド交通など、具体的な公共交通施策がすでに動き始めています。

本町も、「模索する」段階から一歩進み、実行に向けた検討と判断を加速することが求められます。

たとえば、コミュニティバスの導入可能性の再検討、タクシー会社との連携、カーシェアリングの仕組みづくり など、具体的な施策を早急に検討し、
町民が利用しやすい公共交通の整備に向けたロードマップの提示を強く求めます。

以上のとおり、私は本議案に賛成いたします。

しかし、議会の役割は予算を通すだけでなく、その執行状況を厳しく監視し、必要な是正を求めることにあります。

執行部におかれましては、本討論での指摘を真摯に受け止めていただき、町民に信頼される町政運営を進めていただくよう、強く求めます。

そして私たち議会もまた、責任ある立場でまちづくりを共に進めていくことを申し上げ、私の討論といたします。




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