議会の責任/12月定例会を終えて
八重瀬町議会の12月定例会が終了しました。今定例会は、16日(月)から20日(金)までの5日間連続というスケジュールで行われました。
議案審議、陳情審査、一般質問に加え、執行部からの報告事項もあり、最終日には追加議案も上程されるなど、非常にタイトな日程でした。正直なところ、議会活動としてはかなり窮屈だったと感じています。
特に、賛否が分かれる議案や、執行部や関係者からのヒアリングが必要な案件に関しては、十分な調査や議論を尽くす必要があります。
しかし、今回のように休会日がなく、短期間で議案が審議されると、委員会付託や継続審査といった「議案を深掘りする時間」が確保できず、十分に議論しないまま採決されてしまうリスクがあると感じました。
こうした課題について、議会最終日に開かれた全員協議会で議長、議会運営委員長に対して発言させていただきました。今後の議会運営について、余裕を持ったスケジュールが組まれるよう検討を求めています。
-----------
今回の定例会では、最終日に「町認可地縁団体が所有する財産活用奨励金条例」の新規制定が議案として上程されました。
この議案については、議案説明から採決までわずか1週間という短期間で進められたことが非常に気がかりでした。
町民への説明が十分ではなく、条例の目的や背景が対象となる自治会長会にも十分に伝わっていないという現状があったからです。
このような状況で議会が条例を可決すれば、町民から「説明不足ではないか」「自治会に不公平感が生まれるのでは?」といった声が上がった際、議会としてもその責任を問われる可能性があります。
私自身、十分な議論が行われないまま採決されることに強い懸念を持ち、最終的に反対の立場を取りました。
詳細については、改めて投稿したいと思いますが、今回の議会を通して、「議会としてどのように責任を果たすべきか」ということについて深く考えさせられました。
----------
もうすぐ新しい年を迎えます。
私自身が行った一般質問や質疑内容を振り返りながら、来年、再来年と続く未来の八重瀬町のまちづくりに貢献していきたいと考えています。
引き続き、町民の皆さんの声に耳を傾けながら、しっかりと議会活動に取り組んでいきます!
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。