地域とつくる子どもの居場所/議会報告

地域とつくる子どもの居場所/議会報告
地域とつくる子どもの居場所/議会報告
9月24日に行われた八重瀬町議会
定例会一般質問では、7項目について質疑を行いました。今回は「教育行政」と「子育て支援」に関する質問と答弁を報告します。

✅不登校・登校渋りの現状は
■質問/文部科学省の調査によると、夏休み明けの9月に不登校や登校渋りが増加する傾向があるが、本町の状況はどうか。

■答弁/7月末時点で小学校では23名、中学校では51名の児童生徒が不登校となっている。8月末に2学期が始まり、現時点で小学校では29名、中学校では52名の不登校や登校渋りが確認されている。夏休み明けには数名の登校渋りが見られるが、学校と連携して新たな不登校を生まないよう努力している。中学校では生徒指導委員会、小学校では教育相談員会で個別の事案を確認しており、適応指導教室や家庭訪問を通じて対応している。

✅学校をもっと身近に!長期休み中の学校活用
■質問/夏休みなどの長期休暇中に、子供の居場所として学校施設を活用することについての現状はどうか。

■答弁/図書館の開館や保護者同伴でのプール開放、体育館や運動場の開放を行い、学童やスポーツ少年団、成人サークルなどが利用している。さらに、生徒が自主的に学習できるように教室を開放しており、具志頭中学校では向陽高校生によるボランティア補習に学校を活用している。今後もできるだけ積極的に学校施設を開放していく方針であるが、施設管理の課題については今後整理していきたいと考えている。

✅子どもたちの居場所づくりとサポート体制
■質問/不登校やさまざまな課題を抱え、登校できない児童生徒のための居場所やサポート体制の現状、また居場所づくりの取り組みについて伺いたい。
 
■答弁/児童生徒が登校に復帰できるよう、町の適応指導教室、校内適応指導教室、別室登校などの居場所を整備している。さらに、町教育相談コーディネーターや教育相談による支援、県警派遣のスクールサポーターによる農業体験学習や地域行事への参加も行われている。

✅子どもたちの新しい居場所づくり
■質問/他自治体では、学校に通えない子供たちのために、市民農園を活用して農業体験やカレー作りなどの居場所づくりを行っている。本町でもこのような居場所づくりができないか。
 
■答弁/現在、農業体験ができる農地の借り受けや子供たちの受け入れについて、協力いただける方々と話し合いを進めている。学校とも連携し、居場所づくりを進めていきたい。
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不登校や登校しぶりに対する体制の強化、長期休暇中の子供たちの居場所づくり、そして地域との連携による農業体験や居場所づくりなど、多岐にわたる支援が求められています。

私自身も少年補導員として、こうした取り組みに関わりながら、子供たちが安心して過ごせる環境を整備、充実させて、子供たちの健やかな成長と安心できる居場所づくりに取り組んでいきたいと思います。

また、8月に町内で発生した暴力団による監禁事件が非常に懸念されています。こうした暴力団関係者の土地や物件が町内に存在している可能性があることは、町民や児童生徒に与える影響は計り知れません。

児童生徒の行動範囲や過ごし方の把握、地域での見守り体制の強化、注意喚起や地域全体での情報共有することも強く求めました。
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