記録的大雨と冠水問題に挑む/議会報告

記録的大雨と冠水問題に挑む/議会報告
9/24に行った議会定例会一般質問では、7項目について質疑しました。今回は「土木行政について」を報告します。

✅記録的大雨による被害状況と復旧進捗について
■質問/本年6月に発生した記録的大雨による町内の被害状況、復旧の進捗状況について伺う。

■答弁/町内各所で冠水や土砂の流出が確認された。その中でも大きな被害が発生した箇所として、友寄橋橋脚付近の河川間地ブロック崩壊の復旧工事が完了。また、町道西部線外間地内の法面崩れについては現在復旧工事を進めている。さらに、町道玻名城座嘉武線法面の一部損壊については、原因解明と調査が続いており、当面の安全対策と破損箇所の除去を行っている。今後、恒久的な対策を講じるため、調査を続けていく。

■質問/町として迅速かつ的確な対応が行われていることを、町民にも明確に示すことが重要。今回の答弁で状況がわかったが、今後も情報を町民に対して積極的に公開していただきたい。

■答弁/町民生活に支障が及ぶような災害時には、できる限り早く情報提供を行うべきだと認識している。今回は、直接影響が懸念される方々に対して連絡を行った。今後、より町民が安心できる情報発信体制を検討していきたい。
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町が迅速に対応していることを、町民に明確に示すことは非常に重要です。今回の答弁で進捗状況が確認できましたが、今後もこうした情報を積極的に公開し、町民の安心感を高める対応をお願いしました。
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✅県道82号線の冠水問題について
■質問/当時は県道82号線の宜次公民館前で冠水が発生し、交通への影響や近隣住宅敷地内への浸水が確認された。これまでも同地点の冠水問題について指摘されてきたが、どのような対策がとられてきたのか。また今後予定される改善策について伺う。

■答弁/県道については、県と引き続き協議・調整していく。町の管理道路については、社会資本整備総合交付金で次年度実施設計を行う予定。また、末端の排水路について現在調査検討中となっている。

■質問/2022年6月には、浸水被害を受けている方が町長に改善要請を行った。町の早期対応と併せて、県への更なる働きかけを求める。

■答弁/県は側溝やグレーチングの整備を行っており、町では饒波川への流速を高めるため、土地改良区内の排水路対策を講じてた。引き続き、白川ハイツ側からの流水分散やボックス改修などできる限りの対応をとっていきたい。
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県道82号線の冠水問題は、平成25年度の議会から指摘されてきた問題です。冠水の頻度は減少していますが、依然として住宅浸水や交通障害が残っています。町民への適切な情報提供と、さらなる改善策の強化を訴えました。
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✅防災意識向上と備えについて
■質問/記録的な大雨や台風の発生が増えている中、町民に対する防災意識の向上や災害時の備えを促すための呼びかけについて、どのような取り組みを行っているか。

■答弁/町防災マップの家庭配布やホームページ、公式LINE、広報誌を通じて、定期的に台風への備えに関する情報を発信している。また、公式LINEでは、デジタル防災訓練のメニューを提供し、町民が正しい防災知識を身につけられる仕組みを整えている。今後も、町民一人一人が防災意識を高め、自らの安全を守る行動を取れるよう努める。
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広報やえせ8月号に掲載された「台風に備えるために」という記事は、防災意識を高めるための適切な内容でした。

しかし、掲載された記事内の画像は、冠水被害が発生した場所の画像が含まれており、これはその被害に対して「自己対策を行ってください」という印象を与えるのでは。

それより、対策が行われている様子や冠水が解消された後の状況を示すことで、町としての防災への取り組みが視覚的にも伝わり、町民の信頼感を高めることができるのではと思います。

今後の広報活動においても、こうした点に配慮していただき、町民により安心感を与えられるような情報発信をお願いしたいと思います。
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