100年先も価値ある施設に/議会報告

12月定例会一般質問報告の第4回目。令和5年度の施政方針に掲げられた「具志頭歴史民俗資料館、港川遺跡公園の利活用促進」から、「近代資料館(謝花昇資料館)計画」について。
令和5年度の施政方針に掲げられた「具志頭歴史民俗資料館、港川遺跡公園の利活用促進」について、教育長答弁によれば、具志頭歴史民俗資料館のホームページ作成や港川遺跡公園での企画展実施などが行われており、懸垂幕やのぼりの設置、南の駅やえせにポスター掲示するなど来館者数の増加を図っています。
私は事業に対して一定の評価しつつも、より一層の利活用が可能であると考えます。特に、港川遺跡公園については、歴史的な価値があるにもかかわらず、その利活用が物足りないと感じています。
・具志頭歴史民俗資料館(公式HPより)

・港川遺跡公園(公式HPより)

その一方で、老朽化した町中央公民館の建て替え計画として進められている生涯学習文化振興拠点施設に、近代資料館(謝花昇資料館的機能)を含まれています。
町長選挙公約でもある謝花昇資料館。
町長は「謝花昇資料館を含む近代史資料館は、八重瀬町として大きな意義がある。謝花昇が生きた時代を背景に、謝花昇の功績や上杉家との関わり、沖縄の歴代知事に関することなどが学べる場所になる」とその意義について答弁しました。
私は、県内外にインパクトを与えた本島北部の新テーマパーク「ジャングリア」のビジョン発表を引き合いに出し、早い段階でそのビジョンを発信すべきだと提案。町民の期待を高めながら反応を見極めることの重要性を指摘しました。
町内に新しい資料館を作ることになります。
私は「造ってから終わりではない」との立場から、施設は単なる建築物ではなく、継続的な更新と次世代に負担とならない未来を見据えた継続的な企画と計画が必要だと強調しました。
また、町民にとってどういう場所になるのか。沖縄の青い海、青い空を求める観光客を求めるのか。修学旅行先として選ばれたいのか。
本町の観光振興を含めて「文化観光推進法」を活用した取り組みなど、既存の資料館や湊川遺跡公園などの施設もふくめ、100年後にも価値ある場所として残る計画、利活用となるよう期待しています。
生涯学習文化振興拠点施設の計画について、今後、町民フォーラム開催も予定されているとのこと。ぜひ皆さんも関心を寄せていただき、全町民にとって価値のある施設を作っていきましょう!
■具志頭歴史民俗資料館HP
https://www.fureai-cloud.jp/yaese-museum
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