サッカー場8月供用開始、副町長再任ほか/議会報告

【18件を審議】
八重瀬町議会6月定例会が9日から開会しました。初日は同意1件、報告2件、議案15件、計18件が上程され採決されました。
下記の案件について、記事を掲載して報告します。
→スポーツ観光交流施設(サッカー場)、8月供用開始
→石川副町長、再任
→議員選挙、町長選挙の選挙公費負担
→非課税世帯児童1人5万円/一般会計補正予算
【スポーツ観光交流施設(具志頭サッカー場)は、8月供用開始】

八重瀬町字具志頭の具志頭運動公園陸上競技場跡地で進められている「スポーツ観光交流施設(サッカー場)整備工事」の工期を延長する請負契約が3件提案され、起立採決の結果、賛成多数で可決しました。これにより、6月末だった工期が7月29日まで延長され、供用開始は8月6日からとなります。
私はこの事業の計画段階から「具志頭地域の活性化」「スポーツまちづくりの実現」として大きな関心を寄せ、議会のたびにその進捗について確認し続けてきました。
今回工期延長になったことについて「事業の進め方に問題はなかったのか」「FC琉球との調整はできているのか」と質問。
教育次長は「工期延長となって進め方について反省すべき点は多々ある。しかし、19件の工事が同時進行、集中した現場での調整や雨天対応などで時間がかかった。施設は8月から供用開始する。FC琉球との調整も進めており7月上旬に協定書を締結する。健康増進施設(パークゴルフ場)は12月完成を予定している」と答弁しました。
町長は「完成が遅れることはお詫びするが、当初よりもより良いものを作ろうと担当課も頑張っている。素晴らしい施設が完成するので心待ちにしていていただきたい。」と発言されました。
工事の状況などで工期が遅れることは他の事業でもあることですが、多くの町民や関係者が期待を寄せ注目している施設。シーズン中のプロスポーツチームのスケジュールにも関わることから、工期延長になったことは残念であり、申し訳ない気持ちです。
今回の工期延長によって「8月から供用開始」が明言されました。
待ちわびている皆さんには、もう少しお待ちいただき、工事進捗を見守りながら、完成を楽しみに待っていただけたらと思います。
この件については、6月16日の一般質問でも質疑を行います。
【石川副町長、再任】

現在の副町長、石川勝弘氏の任期が令和4年6月12日で満了となります。町長から議会に対し「石川氏を再び副町長に選任したい」との同意が求められ、議員による無記名投票の結果、全議員が、同意することに賛成、との投票結果で石川氏再任となりました。任期は令和8年6月12日までの4年間となります。
石川副町長は、4年前の町長選挙に絡んだ副町長不在の時期に選任され、その後も役場組織の部制度・班制度導入など、難しい組織運営のかじ取りを担ってきました。まだまだ課題はありますが、1期4年間で副町長が実施してきたことは私は評価しています。
また、一議員として、議会運営委員長として接してきましたが、日ごろから気軽にざっくばらんに、時には本音で議論しあえる、信頼できる人物として評価しています。
これからの4年間も、しっかり町民のために、頑張っていただきたいと思いますし、議会とも切磋琢磨して八重瀬町を発展させていけたらと思います。
【議員選挙、町長選挙の選挙公費負担】

令和2年6月、公職選挙法の一部を改正され、町村の選挙も選挙公営の対象となったことに伴い、八重瀬町議会議員選挙及び町長選挙の公費負担に関する条例が制定されました。
9月11日投開票の議会議員選挙から、
・選挙運動用自動車の使用、選挙運動用ビラ及びポスターの作成について公費負担される。
・選挙運動用ビラ頒布が可能となる。
・供託金制度が導入され、その額が15万円。
この条例制定にあわせて、選挙公営負担金403万円が補正予算で追加されました。
議員のなり手不足を解消しようと、全国町村議会からの要請もあって今回の法改正となりました。全国の事情、沖縄・八重瀬の事情など、私の考えも含め、改めて記事にしたいと思います。
【非課税世帯児童1人に5万円/一般会計補正予算】

一般会計補正予算で「子育て世帯生活支援特別給付金7,500万円」が計上されました。
厚生労働省による「新型コロナウイルス感染症による影響が長期化する中で、食費等の物価高騰等に直面する低所得の子育て世帯に対し、特別給付金を支給することにより、その実情に踏まえた生活支援を行う」(厚労省HPより)もので、平成4年度の住民税均等割が非課税の子育て世帯が対象となります。その費用は全額国が負担します。
児童1人あたり50,000円の給付で、八重瀬町では対象が1,500名とのことです。
「長期化するコロナ禍」「食費等の物価等高騰」はすべての子育て世帯が影響を受けています。今回支援対象とならない子育て世帯へ八重瀬町独自で子育て支援策を打つべきではないか。
町長に考えを伺ったところ「現段階では町の財政を使った手当をする話し合いは持たれていない。今後社会の状況を見ながら、必要が出てくるのであれば対応していければと思う。もう少し様子をみてみたい」との答弁でした。
こういうときこそ、未来を担う子供たちの暮らしを支援すべきではないか、と思います。
私も子を持つ親のひとりとして、その視点を活かしながら、八重瀬の子育て支援の充実に取り組んでまいります。
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