広域で担う環境衛生行政~組合議会報告~

Youtube『宮城かつやチャンネル』でも解説!
https://www.youtube.com/watch?v=7MOSBE2VXrg
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南部広域行政組合って?という方も多いかと思いますが、
市町村単独では、それぞれの限られた財源で対応することが難しい行政課題について、
広域の市町村で共同で処理することによって課題解決、住民サービスの向上を実現する、
沖縄県南部と離島一部の15市町村で構成される組合です。
構成する市町村から職員を派遣して業務にあたっています。
構成市町村
糸満市、豊見城市、南城市、八重瀬町、与那原町、南風原町、西原町、
渡嘉敷村、座間味村、粟国村、渡名喜村、南大東村、北大東村、
中城村、北中城村
現在、行われている業務は、
1、視聴覚教育システムの整備及び管理運営に関する事務
2、教育研究所の設置及び管理運営に関する事務
3、一般廃棄物最終処分場の設置及び管理運営に関する事務
4、ごみ処理施設の設置及び管理運営に関する事務
5、し尿処理施設・汚泥再生処理センターの設置及び管理運営に関する事務
組合議会は、構成する市町村から議員が派遣され、21名で構成されていて、
八重瀬町からは私と上原勝彦議員の2名が派遣されています。
※南部広域行政組合
http://www.nanbukouiki-okinawa.jp/index.html
令和2年度、2回目の議会定例会が開催されました。
令和3年度の組合運営方針、事業計画が提案されましたが、
当組合で今、もっとも大きな事業となっている新しいごみ処理施設の建設計画。
運営方針では「新炉建設準備室において新たな施設建設に取り組んでおり、
令和3年度は施設建設に伴うごみ処理施設整備基本設計等の業務と、
関係法令に基づいた環境影響評価方法書の作成を行うとのことです。
建設予定地は八重瀬町具志頭地域で進めれています。

地元の八重瀬町、近隣自治会との協議や情報提供、先進地視察について、
もっと綿密にすすめるべきだと、上原勝彦議員からの指摘があり、
執行部も地域の要望要請に応じて真摯に対応していきたいと答弁。
八重瀬町住民説明会資料(2019.12.13)
http://www.nanbukouiki-okinawa.jp/pdf/build/Description_Yaese.pdf
この計画は、長年、予定地となっている畜産団地からの悪臭に悩まされたことを
解消するだけでなく、、八重瀬町具志頭地域のまちづくり、地域活性化にも
大きくかかわってくる計画なので、私としても、組合議員としてその進捗状況、
地元との調整などしっかり注視して取り組んでいきたいと思います。
また、八重瀬町ではし尿処理・公共下水道の整備が町の大きな課題の一つとなっています。
八重瀬町は南城市とともに、処理施設「清澄苑」で処理を行っていますが、
八重瀬町も人口が増加し、積極的な企業誘致、都市化を進めてきているなかで、
処理するし尿の量の増加が見込まれ、将来的に清澄苑では対応できなことが懸念されます。
当面は、糸満・豊見城の処理施設と、与那原、西原の処理施設に委託して凌いでいく
との答弁がありましたが、将来を見据えて適正かつ効率的に処理するため、
ごみ焼却処理同様に、広域一元化など検討するべきではないかと指摘。
八重瀬町議会においてもこの問題について、公共下水道整備とあわせて、
継続して議論していきたいと思います。
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