八重瀬と私とFC琉球

【スポーツ観光交流施設、オープン】
2022年8月6日、八重瀬町スポーツ観光交流施設がオープンしました。
ニュースネットHUB沖縄さんがいち早く記事にしていただいています。施設概要、インタビューも掲載されていますのでご覧ください。
https://hubokinawa.jp/archives/18050
オープン初日は、町内少年サッカーチームが出場する親子サッカー大会が開催され、応援のご家族も駆けつけ盛り上がっていました。FC琉球も翌週から使用する予定とのことです。一般内覧会には、多くのサポーターの皆さんが訪れていました。
私が議員になった当初から取り組んでいるスポーツまちづくりが実現したことを心から嬉しく思います。
【八重瀬と私とFC琉球】
私のFC琉球との関りは、10年ほど前、FC琉球のカメラマンをされていたご近所さんから「町ぐるみでFC琉球を応援しよう!Jリーグを目指そう!」とのお声掛けから。
当時は芝の管理もほとんどされてなくタンポポが咲いていた東風平サッカー場をボランティアで草取り作業したり、当時のマスコットキャラ「ぐしけん君」と放課後見守り活動、507号こちんだ通り会ではのぼりをもって集会に参加しての激励。



当時のスタッフは、通り会会員にも加入していただき、毎月の定例懇親会にも参加され、通り会会員との交流を通し、FC琉球を八重瀬町に根付かされることに頑張っていました。
その後、FC琉球も球団経営が変わるなどチーム強化が進み、今ではJ1を目指すチームに成長しています。が、その反面、FC琉球が通り会や地域行事に参加する機会が減っていくなど、私たち町民や地域との関りが以前より薄くなってきていることを寂しく感じている声も聞こえてきていました。
タンポポが咲いていた東風平サッカー場は、県による芝管理人材育成事業「芝んちゅ育成事業」の管理対象施設となったことから芝の状態も年々改善されてきました。サッカーJリーグチームが沖縄キャンプが活発になってきたこともあって、東風平サッカー場にもトップチームがキャンプを実施。人気チームが訪れたときは周辺道路が渋滞するほどの多くのファン、サポーターが見学に訪れました。その後も毎年多くのサッカーキャンプが訪れるようになっています。
サッカー場の芝が整備されてきたことから、となりの多目的広場や陸上競技場の芝の管理も改善され、グラウンド・ゴルフ愛好者など利用者からも喜ばれています。
これもFC琉球が八重瀬町を拠点にしてきたことの成果だと私は評価しています。
【FC琉球が八重瀬にやってくる!】
そのような中、2019年6月にFC琉球と八重瀬町が「練習拠点施設整備」について共同記者会見。新たに整備されるサッカー場がFC琉球練習拠点となることが発表されます。
「FC琉球が八重瀬町にやってくる!」
J3、J2昇格と結果が出始め、このニュースが飛び込んできたころ、八重瀬町内でも新たな動きが。試合日程や結果、選手紹介などFC琉球の魅力を伝える応援掲示板を役場、体育館、南の駅で設置し、まちぐるみでFC琉球を盛り上げていこう!と、FC琉球を応援する町民グループ「やえせ~にょ」の活動が始まりました。南の駅やえせでの企画展示会も開催されました。



【議会で36回「FC琉球」】
令和3年から整備工事が始まり、議会でも関係する予算編成や工事契約の議案も取り上げられるようになります。
私は、議員1期目から続けてきたFC琉球と連携した八重瀬の観光や地域活性化につなげる訴えと共に、工事スケジュールや問題点の対応についてなど、議案審議や一般質問で取り上げきました。
議会議事録を調べると、私が議場で「FC琉球」と発言した回数が議員任期12年間で36回。次に多い議員で5回。FC琉球を応援することはもちろん、FC琉球=プロスポーツチームを活かして八重瀬町のスポーツまちづくりを推進していく!という私自身の政策に対する強い気持ちがこの数字になって表れたのだと振り返っています。
※議会だよりより抜粋
■平成23年3月定例会一般質問

■令和元年3月定例会一般質問

■令和元年12月定例会一般質問

■令和3年3月定例会一般質問

やえせーにょの取り組み、一般質問での議論、現場では整備工事が進むんでいくものの、町内での「FC琉球が八重瀬にやってくる」という盛り上がりがなかなか感じられません。
行政側も施設整備に精一杯の中で、なにか八重瀬町全体を巻き込んた盛り上げる方法がないか模索していたところ、地域円卓会議に出会います。
【浮き彫りになった課題】
2020年1月に沖縄市で開催された会議、「FIBAバスケットボールワールドカップ2023」の受け入れ体制構築に向けた地域円卓会議 の報告書をみると、まさに私が感じている八重瀬町の課題に近いテーマであったことから、令和3年3月定例会一般質問(↑■令和3年3月定例会一般質問 画像参照)で提案。
2021年11月に八重瀬町で初めての地域円卓会議が開催されました。

■八重瀬町まちづくり地域円卓会議の報告書

会議の発言では、
「プロの練習を見ることができると、子どもたちの意識も変わっていく。スポーツが好きになる」
「地域の子ども達も目指す場所ができるし、FC 琉球もそこに憧れられるという関係。そのためには、お互いの密なコミュニケーションが必要」
「今回は拠点が地域の居場所になり得て、そこにビジネスも生まれる大きなチャンス」
という前向きな発言が多くあった一方、
「商工会はもりあがっていない」(商工会関係者の参加も少なかった)
「東風平サッカー場でFC琉球が使用している時、地元チームがはじき出された。なんのために地域にサッカー場を作ったのか」(町サッカー協会関係者の発言)
という発言もあり、私が懸念していたことが関係者からも指摘され、課題が浮き彫りになりました。
どんなに立派な施設ができても、過去から解消していない関係者間のトラブルが残ったままでは、施設の管理運営はうまくいきません。事前にそういった課題や不安や不満を皆で共有し、またそれぞれの想いやこれからの構想も皆で共有できたことは、円卓会議は価値のあるものになったと思っています。
その後、施設オープンに向けた関係者会議が設置され、今後も定期開催することとなっているようです。互いに協力・連携しながら、効率よく効果的に施設を活用してもらいたいと思います。
また、今年設立された八重瀬町観光物産協会の関わり、南の駅やえせへの誘導など、観光振興・地域振興にもつながっていくことに大きな期待を寄せつつ、私も取り組んでいきたいと思います。
【みんなの夢がかなう、みんなの施設に】
FC琉球は八重瀬町からJ1、そして優勝を目指す。
八重瀬町は子どもたちの育成、スポーツによる健康づくり、地域活性化、観光振興を図る。
今年12月には隣に、公認パークゴルフ場が完成します。
この施設を中心に、みんながスポーツを楽しみ、スポーツで交流し、スポーツで地域が活性化し、みんなの夢がかなう場所になっていければと思います。
私も引き続き、FC琉球の応援と八重瀬町のスポーツまちづくりに取り組んでいきます。
ちばりよー!琉球!
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