分煙?禁煙?たばこ税収は1億円
日本では、健康増進法の施行によって、受動喫煙防止への取り組みが進んでいます。この法律では、喫煙者だけでなく非喫煙者の健康を守ることが目的とされていて、公共施設や飲食店での分煙や禁煙措置が義務化されています。
八重瀬町でも、町内の公共施設敷地内は全面禁煙が実施されています。健康のための取り組みが進む中で、たばこに関する現状を少し考えてみたいと思います。
■八重瀬町内での現状と課題
日ごろから東風平運動公園や具志頭パークゴルフ場などの運動施設を訪れる機会が多いのですが、そのたびにたばこの吸い殻やポイ捨てを見つけます。また、利用者から「児童生徒の引率と思われる保護者が駐車場で喫煙している」という話も耳にしました。
先日訪れた沖縄セルラースタジアムでは、場外に喫煙所が設けられていました。このような分煙施設があると、喫煙者と非喫煙者の双方が気持ちよく過ごせるのではないでしょうか。八重瀬町でもこうした対応が求められる場面があるように思います。
■私自身の喫煙体験と禁煙への決断
実は私自身もかつては喫煙者でした。食後の一服、飲みながらの一服、ドライブ中の一服…。喫煙者だった方なら「わかる!」と思うかもしれません。
しかし、30代中ごろにたばこの値上がりを機に禁煙を決意しました。その際、部屋や車の灰皿をすべて処分。今では吸わない生活がすっかり日常になっています。
禁煙を始めてから感じたのは、健康面や金銭面の改善だけでなく、娘が生まれたことや、高齢の両親のことを考えると「やめて良かった」と心から思っています。
■タバコ税と町財政
八重瀬町では、令和6年度当初予算でたばこ税収入1億1,375万円を見込んでいます。この金額は町の財政を支える重要な収入源の一つです。しかし、タバコが原因で病気になり、医療費が増加すれば、その負担は町全体に及ぶことになります。
また、ポイ捨てや未成年喫煙といったマナーの問題も。特に、イベント会場や公園で見られる吸い殻の散乱は、喫煙者全体のイメージにも影響を与えてしまいます。マナー向上の取り組みがさらに必要です。
■分煙施設の導入について
総務省からは「地方たばこ税を活用して分煙施設を整備するように」との通知が出されています。全面禁煙が理想ではありますが、現実的には、屋外や指定された喫煙スペースを設けることも一つの解決策かもしれません。
例えば、飛行場やホテル、駅の一部では、喫煙室が設置されています。同じように、八重瀬町の公共施設にも分煙施設を設けることで、喫煙者と非喫煙者が共存できる環境を整備できるのではないでしょうか。
■ご意見をお聞かせください!
分煙や禁煙、たばこと健康について、皆さんはどのように考えていますか?健康のための取り組みやマナー向上、町財政とのバランスなど、さまざまな視点があると思います。
分煙スペースを作るべき?それとも全面禁煙?
ぜひ、コメントやメッセージでご意見をお寄せください。町をより良い環境にするために、皆さんと一緒に考えていきたいと思います!
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