4月12日、八重瀬町と株式会社サンエーが八重瀬町字屋宜原への出店に向けた、
開発協定書を締結しました。
僕も、議長、副議長とともに推進派議員として出席しました。
左が八重瀬町 比屋根町長、右が株式会社サンエー 上地哲誠社長。
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場所は
地図上のA地点から右側の空き地。
店舗面積は約2,200坪、駐車場480台収容。糸満市の潮崎シティー規模の店舗で、
食品・衣料・ドラッグ・外食のほかテナント約10店の予定。
(クリックすると拡大します)
およそ8年前かけての出店決定に、
「町長、議会、役場そして地権者、地域の皆さんに感謝します」との
上地社長の言葉が印象的。
比屋根町長も「八重瀬町の雇用、経済発展のために公約としていたサンエー出店が決定して、
町民とともに喜んでいる。オープンが待ち遠しい」と挨拶し、
感無量の表情が印象的。
オープンは2013年4月を予定しています。
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今回の出店計画に対して、八重瀬町議会は去年の6月定例会にて、
『市街化調整区域の「こちんだプラザ地区」への大型商業施設(1万㎡以下)誘致実現に関する決議』
を、賛成議員12名、反対議員2名の賛成多数で可決しました。
当地への出店には、当地が那覇広域都市計画の市街化調整区域となっているため、
それをクリアするために、町長、役場担当職員、誘致を推進する町議会議員のほか、
本町選出の新垣安弘県議、糸満市選出の新垣哲司県議、那覇市選出の翁長政俊県議、
南城市選出の嶺井光県議も、一緒になって、県側と幾度も協議を重ねてきました。
政党、地域を超えて八重瀬町のためにご尽力いただいたことも非常に大きな力となりました。
比屋根町長も就任以来、さまざまな場所で当計画の想い、決意、町民へのメッセージを伝えてきました。
それがようやく現実となり、いよいよ形となってきました。
これからオープンに向けての環境整備等も進められていきます。
締結式では知念議長がおっしゃった、
「沖縄一のサンエーをともに作っていきましょう」
雇用、消費、経済、地域活性、さまざまな面でこの出店が八重瀬町の発展につながっていくよう、
議会活動のなかでも、引き続きしっかり取り組んでいきたいと思います。
@宮城かつや
以下、 『市街化調整区域の「こちんだプラザ地区」への大型商業施設(1万㎡以下)誘致実現に関する決議』
『市街化調整区域の「こちんだプラザ地区」への大型商業施設(1万㎡以下)誘致実現に関する決議』
本町は、第1次八重瀬町総合計画で、まちの将来像を「大地の活力とうまんちゅの魂が創り出す
自然共生の清らまち」と設定し、まちづくりを推進している。
本計画の基本目標の一つである「産業の
振興による魅力と活力あるまちづくり」を推進するためには、都市基盤整備に伴って新たに形成される
中心市街地の整備と充実は当然のことであり、それと連動した大型商業施設等の誘致も非常に重要
であると考えている。
本町の東風平地域は那覇広域都市計画区域(5市4町2村)に属しており、本地域(面積1,479ha)
のうち市街化を抑制する市街化調整区域(面積1,344ha)が90.9%とほとんどを占め、市街化を図る
市街化区域(面積135ha)はわずか9.1%と小さく都市的土地利用ができる商業施設適地が極めて
限定されている状況にある。現在、土地区画整理事業により人口増はあるものの、町民ニーズのある
商業施設環境はまだ未整備の状況である。そのために生活消費品や衣料・雑貨等の生活必需品の
入手においては、那覇市をはじめ隣接する市町で出向かなければならない状況であり、住民は大変
不便を強いられている。また、高齢化社会の進展に伴い高齢者等の交通弱者の利便性を向上させ
るうえからも、町内での商業施設環境の充実と強化が必要である。本町は地理的にも南部の中心部
に位置し、交通網の要衝でもある。合併後、県のご高配により道路整備や土地区画整理事業等も順
調に推移し、町民一丸となって自立した町づくりに取り組んでいる。本件にあっては旧東風平町より
八重瀬町に引きつがれた事業計画であり、県は「合併重点支援地域の指定及び合併後の支援策」
として、「従来市町村単位で実施されてきた各種施策の旧市町村の実情を考慮して施策実施」につ
いて支援すべきであると考える。
よって、本町の厳しい財政状況や今般の経済の低迷を打破するためには、本町の産業振興で自主
財源の確保及び雇用の創出等で、都市機能の維持増進を図る必要がある。そのことが沖縄県における
産業立地の推進並びに南部地域の振興発展にも大きく寄与することと確信し、市街化調整区域の「こち
んだプラザ地区」への大型商業施設の誘致を決議する。
平成23年6月17日、沖縄県八重瀬町議会。