豪雨が襲ったら?防災対策と家庭でできる備えを考える

宮城かつや

2024年11月14日 13:34

11月9日、10日に沖縄県本島北部で発生した豪雨災害により、河川の氾濫や家屋倒壊、断水、農地損壊など大規模な被害が発生しました。

被災された皆様に心よりお見舞い申し上げるとともに、一日も早い復旧を願っております。


■ChatGPTで八重瀬町の豪雨シミュレーション
さて、もしこの豪雨が八重瀬町に降っていたらどうなるか、AIのChatGPTを使ってシミュレーションしてみました。ちょっと興味本位もありますが、近年は八重瀬町も集中豪雨に襲われる機会が多く、被害も発生していることから、他人事ではありません。

●質問「2024年11月9日、沖縄県本島北部を豪雨が襲い、河川の氾濫、家屋倒壊、断水、農地損壊など大きな被害がありました。この豪雨が本島南部(八重瀬町)に降っていた場合の被害状況についてシミュレーションしてください」

●ChatGPTからの返答
「もし沖縄本島北部のような豪雨が八重瀬町を襲った場合、以下のような被害が想定されます。

・河川の氾濫/小規模な河川が多い八重瀬町では、排水が追いつかず、住宅地や農地が浸水するリスクが高まります。

・家屋倒壊/特に築年数の経った建物や地盤の弱い場所で倒壊や損傷が懸念され、住民の避難が必要になる可能性があります。

・断水/浄水場や水道管が豪雨や土砂崩れで被害を受け、特に山間部や孤立した地域で水供給が途絶えるリスクがあります。

・農地の損壊/土砂流入や浸水で農地や果樹園に損害が生じ、農業生産にも長期的な影響が出る恐れがあります。

・交通への影響/土砂災害や浸水で道路や橋梁が損傷し、避難所へのアクセスや救助活動が難しくなることが予測されます。

・まとめ/こうした被害に備え、八重瀬町では防災計画や住民の避難体制の強化が必要です。町内のハザードマップの確認や定期的な防災訓練の実施も、町全体の安全を守るために欠かせません。災害発生時には被害状況を迅速に把握し、早期の復旧活動を進めることが重要です。」


■行政の対応と必要な対策
今回の災害では、県の対応が後手に回ってしまい、災害救助法の適用も難しい状況となったようです。また、被災した自治体からの河川整備の要請も進んでいなかったこともあり、備えの重要性を改めて痛感しています。これを教訓として、町でも現状をしっかりと見直し、県とも連携しながら防災対策を強化していく必要があります。

町内を流れる報得川、饒波川、長堂川も、大雨時には冠水しやすい状況で、実際に道路冠水や民家の浸水被害、がけ崩れが被害が発生してます。

現在、河川の泥や草木を撤去する浚渫工事が進められていますが、下流部(豊見城市、那覇市)の整備も急がれるところです。また、降水量を賄える道路の排水整備も必要で、対策はまだ途上といえます。先の議会一般質問でも取り上げましたが、引き続き進捗を注視し、早期対策の実現に取り組んでいきます。
・報得川


・饒波川


・長堂川


■「自助・共助」での取り組みが鍵!家庭防災計画のすすめ
もちろん、行政の備えだけでは限界があるのも事実。「自助」「共助」という一人ひとりの取り組みが大切になってきます。まずは自分の家族、家庭から取り組める防災対策として「家庭防災計画」を立てて備えることも重要だと思います。

自分の家族がどこに避難するのか、緊急時にどうやって連絡を取り合うか、日頃から家族で話し合って確認しておくことが、いざという時に備える最初のステップになります。たとえば「夜に災害が起きたらどう動くか」や「避難時に何を持っていくか」など、細かいことを話し合うだけでも万が一の時の安心感に繋がります。

そして、家族だけでなく、近所の方々との「共助」も重要です。防災訓練や避難所での役割分担など、隣近所で協力し合える体制をつくることで、地域全体がより強い防災体制になります。家庭内の備えを一歩ずつ進めつつ、次のステップで地域ぐるみの共助を築いていけると理想的。

■自分たちの手で守る安心の町づくり
豪雨や災害に備えるためには、私たち一人ひとりがまず行動することが鍵です。まずは身近な家族のための防災計画を立て、地域のつながりを深めることから始めましょう。私もさっそく、家族と話し合ってみたいと思います。

皆さんが安心して暮らせるよう、議会を通して町全体で災害に強い環境づくりを進めていきます!




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