八重瀬町には年間約1億円のたばこ税収があります（今年度は1億1,375万円）。
この財源を活用し、喫煙者と非喫煙者が共存できる環境を整えることで、町の健康増進、マナー向上、施設維持管理のコスト削減が期待できます。
12月19日の一般質問で「分煙環境の整備」について議論しました。
質問の背景と意図
町内の公園や施設では、駐車場や敷地内で喫煙している利用者の姿が見られます。
また、ポイ捨てされた吸い殻が散見され、子どもたちや煙草を吸わない人への悪影響が懸念されています。
清掃費用も増加し、施設維持の負担がかかっている状況です。
総務省は、たばこ税を活用して分煙施設を整備することで受動喫煙を防ぐ施策を推進しています。
質問のポイント
・健康増進法に基づく受動喫煙防止策の現状
・喫煙者と非喫煙者双方に配慮した分煙施設の整備計画
・町民や施設利用者から寄せられる意見や苦情の有無
特に「たばこ税収の一部を活用し分煙施設を整備する」という具体的な財源案を提示しました。
税収の1%でも約100万円。それだけでも活用できれば、町民負担を増やさずに設置することも可能です。
町長・副町長の答弁（ポイント要約）
・町内の公共施設敷地内は全面禁煙であり、分煙施設の設置予定は現時点でない
・体育施設や公園内で吸い殻のポイ捨てがあることは認識している
・近隣市町の動向を見ながら、必要があれば今後検討する
振り返りと今後の課題
副町長は「分煙施設設置の予定はない」と答弁しましたが、「今後検討する」という余地は残されています。
たばこ税を活用するだけで、町民の健康と施設環境が守られる可能性があることを引き続き訴えていきます。
改善点としては、
・ポイ捨て清掃コストなどの具体的データを示し、財政面での負担軽減を強調する
・他市町村での分煙施設設置の成功事例を示し、八重瀬町での導入可能性を提案する
今後の取り組み
・喫煙環境に関するアンケート等を実施し、町民の声を反映させる
・喫煙者・非喫煙者双方が快適に過ごせる施設整備を目指す
・「町民負担を増やさずに実施可能」という点を引き続き訴え、たばこ税の活用を提案
町民の健康を守り、喫煙者のマナー向上にもつながる分煙環境の整備を目指し、今後も提言を続けます。
「分煙施設があれば快適に」「受動喫煙が気になる」など、皆さんの声が町を変えるきっかけになります。
煙草を吸う方、吸わない方、皆さんのご意見・ご提案をぜひお寄せください！
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