消防設備更新の課題と未来/議会報告
10月29日開会の島尻消防組合議会定例会で行った一般質問から「消防設備の更新計画について」を報告します。
公共施設の老朽化が課題となっている自治会が多く、八重瀬町においても、中央公民館や地域公民館などの公共施設の老朽化が問題となっています。
安全で安定した公共サービスの提供や地域活動を維持するためにも、公共施設の適切な更新時期を見極め、長期的な視点で建設および予算計画を立てることが必要です。
島尻消防組合では、今年、老朽化した具志頭出張所を廃止し、新たに八重瀬出張所を開所しました。
今後も庁舎や設備、車両や資機材の現状を的確に把握し、将来の更新に備えた計画が必要であると考えます。また、物価高騰や資材不足の影響についても、柔軟な対応が求められる場面が増えている状況です。
今回の質問では、設備の老朽化基準や更新計画について具体的に質問。庁舎や消防車両の更新計画、そして長期的な予算計画の必要性についての見解を求めました。
------------
【答弁】
庁舎は築50年を基準に更新を行い、車両は購入から一定期間を目安に更新計画を立てているとのこと。備品等についても耐用年数を基準に更新が進められていると説明がありました。
(佐敷出張所は2017年、八重瀬出張所は2024年に開所。消防本部は1996年に設置されたため、2040年代に更新時期を迎える予定です)
物価高騰や資材不足により、予算は厳しい状況が続いていますが、補正予算や構成市町との協議を通して、財源確保に努めていく方針も確認されました。
消防設備の更新は市民町民の安心に直結するため、今後の更新および予算計画について、議会に情報を公開し、共有するよう求めました。
----------
消防組合の運営は、南城市・八重瀬町からの負担金で支えられています。組合内でも基金の創設など、予算繰りに努めていますが、必要な予算の確保については、南城市議会や八重瀬町議会でも議論が必要です。
私も引き続き、八重瀬町議会で消防予算について積極的に議論し、計画的な設備更新を進めていきたいと考えています。
関連記事