日ごろからのコミュニケーションを大切に~議会臨時会の報告

宮城かつや

2021年08月02日 07:41

7月30日に行われた八重瀬町議会臨時会について報告します。

YouTubeチャンネルも合わせてご覧ください。

※臨時会とは(議員必携より)
 臨時会は、必要があるとき、特定の事件に限り、これを告示し、その事件を審議するために招集される議会。議会の議決を要する案件があって、次の定例会まで待つわけにはいかないような場合、臨時会の招集が必要となる。定例会は条例で定める回数招集されるが(八重瀬町は年4回。3月、6月、9月、12月)、臨時会は必要があれば回数に限りなく開くことができる。

今回取り扱ったのは4件で、すべて可決しました。
1、専決処分(一般会計補正予算(第4号))の承認について→起立採決の結果、全会一致で可決
・子育て世帯生活支援特別給付金の追加分の予算増額→速やかに支給するため専決処分を行った。
2、一般会計補正予算(第5報)について→起立採決の結果、私を含む13名が賛成、1名反対の賛成多数で可決。
・5,810万円を追加し予算総額152億1,736万円に。
・補正内容
→コロナ対策臨時交付金
 電子書籍システムを導入/コロナワクチン接種体制強化のため対策班に職員4名を移動、その分の臨時職員1名採用/土地台帳と家屋台帳を廃止し法務局登記データを活用するシステムを導入、人の往来・接触を削減し感染防止を図る。
→玻名城の郷ビーチに打ち上げられた漂流物(生け簀・船)の撤去するため、県から121万円の委託料をうけ、8月中に解体撤去。
→大雨、台風6号の影響を受けた道路、橋の清掃及び補修のため約300万円。崩壊した崖の修繕のための測量設計費920万円。
→建設中の「子ども学習センター・図書館」の賃借料を設定するため、不動産鑑定を行う(90万円)。
→西部プラザ公園ハーブ体験工房の民間活用に向けて賃借料を設定する必要があるため不動産鑑定を行う(67万円)。

 西部プラザ公園ハーブ体験工房の不動産鑑定を行うことについて疑問があり質疑させていただきました。
 広報やえせ6月号で、ハーブ体験工房活用に関する民間提案募集を告知。

 その後、この募集を見た町内企業や団体、町民から私のほうにも問い合わせや相談をいただき、関心の高さ、公園と施設への期待の高さを感じ、施設の活用に向けて期待が高まっていた中、7月8日町HPで再募集するとのこと。
 
 西部プラザ公園、ハーブ体験工房は、これまでの議会や地域においてその利活用について様々に議論されてきました。現在、パークゴルフコースのオープンを控え、工房の活用も進めらえてきた中での募集停止。現時点で7件の応募があったとのこと。
 なぜ、再募集となったのか。
 「まずは様々な提案を伺っていこう、という目的での募集であった。実際応募を受けたが、賃借料を想定しておらず、要項が不十分であることから、不動産鑑定を行い料金を設定したうえで再募集を行うこととなった」
 募集をかけておいて、その準備が不十分だったので再募集というのは、本当にこのハーブ体験工房を活用しようという気持ちがあるのか、と疑問も感じますし、せっかく応募していただいた方々に失礼なことです。
 応募する前にも議会や地域、町民からも様々に活用方法の提案があったはずだし、事前にヒヤリングや地域での意見交換会などを開催してニーズを図ることができたはず。私なら日ごろの活動を通して町民や地域からの声を伺ってますので、その意向も募集などに活かせることができたと思います。日ごろから、町民や地域とのコミュニケーション、向き合うことの大切さを行政も認識していただきたい。
 今後の要綱の見直し、再募集においても、応募した方々や地域・町民ニーズを捉えて行うよう、強く要求させていただきました。
 
3、港川遺跡公園の整備工事の請負契約→全会一致で可決
・契約先/株式会社 南山開発→指名競争入札にて落札
・契約額/7,139万円税込
・工事期間/8月2日~1月18日


4、スポーツ観光交流施設のクラブハウス建築工事の請負契約→全会一致で可決
・契約先/(株)共和技研、(株)三大土木産業、(株)山洋開発 特定建設工事共同企業体→指名競争入札にて落札
・契約額/3億4,870万円税込み
・工事期間/180日間(9月着工予定)
・鉄骨造2階建て 1,160㎡

※関連工事(工事/契約先、契約額税込み)すべて指名競争入札にて落札
・電気工事/(有)浦崎、3,520万円
・給排水工事/(有)福正、4,746万円
・空調設備/(有)光和エンジニアリング、1,830万円
・施工管理/比屋根設計、445万円




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