やえせの声アンケート(新型コロナに関して)にご協力いただき、ありがとうございました。
6月定例会の一般質問では、アンケートをもとにして質問を構成し、質疑を行いました。
今回は、いただいた声にお応えする形式で、一般質問トピックスを掲載します。
※「」内がアンケートの声
「授業の遅れで学力への影響が心配」「今後の学校運営が気になる」
教育長答弁:臨時休校による授業時数の確保の対応として、1学期の行事等は延期、中止し、夏休みは8月1日~10日と縮小。2学期以降の運動会、学習発表会等の行事は規模を縮小して学年ごとに実施するなど、3密を避け各学校の実情に応じて工夫して実施する。
「オンライン授業が必要ではないか」
教育次長答弁:GIGAスクール構想(1人1台のICT端末)の実施に向けた環境整備を進めている。八重瀬町は島尻教育事務所管内の教育委員会、小中学校と連携して、その活用方法などを検討、準備が進められる計画。
「休校中の子どもたちの見守り」「交通安全確保など不安があった」
教育長の答弁:地域の状況に応じて、学校職員により保護者や児童生徒への電話、家庭訪問等を行ったり、地域巡視等を行っている。
宮城:町交通安全協会や防寒協会、青少協への協力要請も必要であり、今後に備えて連携・連絡体制を整えておくこと。
「休校、休業等により家庭で過ごす時間が増え、収入が減る中、負担が増している」
教育長の答弁:学校給食費を3月、5月分免除、通学バス使用料を4月、5月分を免除した。就学援助の認定基準を満たさなくても直近の収入状況などを勘案し、援助認定するなど配慮を行っている。
宮城:国・県の支援事業と合わせて、本町の基金(ふるさと創生基金5.8億円、ふるさと応援基金3.5億円)を活用した支援策(給食費や学校教材費の免除など)を取り組むべきだと提案。
「ネット環境やパソコン等の操作が苦手な人(特に高齢者)に情報が行き届いていない」「町内の感染状況も提供してほしい」
町長の答弁:広報やえせで町民へメッセージを発信した。感染情報については個人情報保護を守りながら正確な情報を公表していく。
宮城:広報紙では町民に情報が届くのが遅い。防災放送でも「詳しくはHPを」と言っているが全町民が見られる状況ではない。LINE等のアプリやスマホ利用促進など、これからの時代に合った広報政策に取り組むべき。
「特別定額給付金の支給が遅い」「町からの情報が届かない」「遅い」
町長の答弁:支給にかかわる対応状況についての新聞報道では、結果として不満や不安を抱かせてしまったことは確かだと思う。そのことについて、町民の皆様に対し率直にお詫びしたいと思う。
宮城:町民に対しての配慮、思いやる気持ちが足りてなかったのではないか。前議会でも指摘したが、広報行政の考え方、体制を検証検討し見直すべきである。
「町内事業所に対する支援策はないのか」
町長の答弁:経済回復策については、各省庁における支援策が継続・拡充されているところであり、県においても相談及びサポート窓口の設置や飲食店・小売業等を対象に支援金を支給している。本町としては、国の臨時交付金を活用し、持続化給付金や農林水産業への事業者支援を行う予定で、国の第2次補正の増額による更なる支援と経済回復策を検討していく。
宮城:国・県の支援事業と合わせて、本町の基金(ふるさと創生基金5.8億円、ふるさと応援基金3.5億円)を活用した支援策(町内商品券、町産品買い上げなど)や、町広報物への町内事業所PR無料掲載など取り組むべきだと提案。
「収入が減り、字費の負担が大きい」
町長の答弁:行政としてもできる限り自治会を支援していきたい。自治会の収入が減ることに対する支援策については、区長・自治会長からの申し入れはなく、現時点では検討していない。
宮城:自治会は会員(町民)の会費負担で運営されている。自治会運営を支援することは、間接的に会員の会費(字費)の負担軽減につながる。
例:34自治会×10万円=340万円。
コロナ過の町民支援策として支援金や補助をすべきではないか。
以上です。
お寄せいただいた声を関連させて質問としてまとめ、今回の一般質問とさせていただきました。
新型コロナウイルスによる影響はまだまだ続いており、
これからも感染拡大防止を徹底しながら、社会活動、経済活動をしていかなければなりません。
コロナ前にもどる、ではなく、コロナのある社会を生きる、
という観点が必要になってきます。
これからも、皆さんからの声に耳を傾け、
八重瀬町の行政に、政治につなげ、
新しい時代の八重瀬町のまちづくりに取り組んでいきます。